国内初となる国産バイオジェット燃料が完成!BRINGで集められた30万着の服がバイオジェット燃料にリサイクルされました

 日本環境設計株式会社(以下、当社 代表取締役社長:髙尾 正樹、所在地:東京都千代田区)は、日本航空株式会社(以下、JAL 代表取締役社長:赤坂 祐二氏、所在地:東京都品川区)主催による「10万着で飛ばそう! JALバイオジェット燃料フライト」(本プロジェクト)において、当社が運営する「BRING」での服の回収と、回収した服に含まれる綿繊維を酵素分解した糖化液の製造という役割を担い本プロジェクトに参加しました。
 このたび、本プロジェクトによりバイオジェット燃料の製造が完成し、バイオジェット燃料の国際規格による適合検査にも合格しました。製造されたバイオジェット燃料は今後JALの定期便への搭載が検討され、記念すべき国内初となる国産バイオジェット燃料として空の旅を演出します。

 今回完成したバイオジェット燃料は、株式会社Green Earth Institute(代表取締役:伊原 智人氏、所在地:東京都文京区)が、公益財団法人地球環境作業技術研究機構(理事長:茅 陽一氏、所在地:京都府木津川市)により開発されたバイオプロセスを用いた製造工程において、国内の複数企業が所有する既存の設備を活用することによりオールジャパンの取り組みで製造が実現したものです。
 また、バイオジェット燃料の実用化は世界でも進められていますが、「10万着で飛ばそう!」をキャッチフレーズに、日本全国の皆さんの協力により着なくなった服をリサイクルして製造されたことで、参加いただいた皆さんの想いも込められた特別なバイオジェット燃料になりました。

 持続可能な社会づくりが課題となるなか、バイオジェット燃料の原料となる服のリサイクル回収量は当初の目標である10万着を大幅に上回る約30万着が回収されました。リサイクル拠点として参加いただいた企業は29社1,428店に及び、サポート企業様を含めると40社の賛同を得るなど、企業と消費者が共に取り組んだ環境プロジェクトとしても成果を果たすことができました。今後も本プロジェクトを一つの事業モデルに、他業種の連携と消費者の積極的な参加を促す取り組みを進め、「あらゆるものを循環させる」という当社ビジョンの実現を目指していきます。
  なお、本プロジェクト開始当初は、製造したバイオジェット燃料を搭載したJALのチャーターフライトを運航する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止を受けた活動自粛に伴い残念ながらチャーターフライトの運航は中止となりました。リサイクルにご参加いただいた皆さま、及びBRING参加企業に感謝を申し上げるとともに、企画内容の急遽変更につきましてお詫び申し上げます。

詳細は下記ニュースリリースを参照ください
【日本環境設計】国内初!リサイクル回収した服を原料に国産バイオジェット燃料完成のお知らせ

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