株式会社JEPLAN(代表取締役 執行役員社長:髙尾 正樹、以下「JEPLAN」)が運営する「BRING™」は、菅公学生服株式会社(本社:岡山市北区駅元町、代表取締役社長:尾崎 茂、以下「カンコー学生服」)と協働して、制服から制服への資源循環を目指す制服循環エコスクールプロジェクト(以下「本プロジェクト」)を開始します。
未来を担う子どもたちと共に循環型社会の実現に向けて「循環型社会を学校で学び実践する」をモットーに「BRING™」では初めてとなる学校を対象にした制服や体操服等の回収プログラムにまずは取り組んでまいります。
カンコ―学生服は、多くの学校・学生に制服を提供しており子どもたちと学校を取り巻くさまざまな社会課題を解決するスクールソリューションカンパニーとして制服・体操服に代表される「ものづくり」と、子どもたちが未来を生きるために必要な力を育む「ひとづくり」を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)を支援しており、今回のプロジェクトを協働することになりました。
本プロジェクトでは、経済と環境配慮の継続的な両立を目指し生活者参加型の循環型社会の実現に向けた取り組みの一環になります。循環型社会の最初の契機となる回収への機会提供を子どもたちに行うことで、将来に向けた行動の習慣化や子どもたちを起点とした家庭内への関心喚起が期待されます。
学校を対象に、子どもたちの想い出がつまった制服や体操服等の回収サービスの提供に取り組みながら、資源循環に係る学びの機会も提供していく予定です。
回収した衣類は、JEPLANが運営する「BRING」のサプライチェーンを通じ、素材に応じてリユース・リサイクルが行われます。そのなかでもポリエステル繊維100%の衣類については、JEPLAN独自のケミカルリサイクル技術によって再⽣ポリエステル原料「BRING Material™」にリサイクルされ、新たな衣類等の原料に⽣まれ変わります。そのため将来的には、製造した樹脂を原料に再生ポリエステル繊維でつくるサスティナブルな制服や体操服の提供等を視野に入れながら、学校制服の業界を始めとしたサーキュラーエコノミーの実現に取り組んでいきます。
今後もJEPLANグループでは「あらゆるものを循環させる」というビジョンの実現に向けて、引き続き国内外のパートナーとの連携を進め、グループ一丸となりサーキュラーエコノミーの牽引に努めてまいります。
11月15日に実施された合同記者会見の様子 写真左より、株式会社JEPLAN コミュニケーション設計課 課長 井土裕介、取締役 執行役員会長 岩元美智彦、 菅公学生服株式会社 代表取締役社長 尾崎茂さま、企画推進部 部長 吉川淳稔さま |
■ 制服循環エコスクールプロジェクト概要
“想い出” が詰まった「制服」や「体操服」を「捨てる」のではなく、リユース・リサイクルに向けて、未来を担う子どもたちとサーキュラーエコノミーを目指す取り組みです。
カンコ―学生服とBRING™との連携内容
- カンコー学生服とJEPLANが連携して、さまざまな地域の学校にて回収BOXを設置し、制服、体操服等の回収を実施
*本プロジェクトでは、オリジナル回収ボックスを用います - 再生原料「BRING Material™」を使用した何度でも循環する制服や体操服の開発
- 未来を担う子どもたちに向けた衣類に係る資源循環の授業として、「回収した制服をどのように循環させるのか」等を伝え、子どもたちが主体的に考える学びの機会提供
■ 菅公学生服株式会社(https://kanko-gakuseifuku.co.jp/)
1854年(安政元年)創業。学校制服・体操服を通じて、子どもたちと学生生活を支えるすべての人々に寄り添い、さまざまな社会課題を解決するスクールソリューションカンパニーです。
■ BRING™(https://bring.org/)
「服から服をつくる™」サーキュラーエコノミーを社会に実装するブランドBRINGは、様々なアパレルブランドなどと協⼒をして使われなくなった服の回収をおこなっています。BRINGが回収した服は、リユースまたは素材ごとにリサイクルされます。そのうちポリエステル繊維100%の服についてはJEPLAN独自のPETケミカルリサイクル技術「BRING Technology™」により100%繊維由来の再⽣ポリエステル「BRING Material™」にリサイクルされ、新たな服等の原料や服として⽣まれ変わります。
当該プレスリリースはこちら
【JEPLANプレスリリース】カンコ―学生服×JEPLANによる「BRING™」を通じた制服循環エコスクールプロジェクトが始動.pdf