JEPLAN/BRING™、ありがとうサービスと使用済衣類の資源循環に関する業務提携を締結
―日本国内で回収した衣類を2024年8月からカンボジアの店舗で販売開始し、サプライチェーンを強化する取り組みを実施―

株式会社JEPLAN(代表取締役 執行役員社長:髙尾 正樹、以下「JEPLAN」)は、国内外で古着販売を行う株式会社ありがとうサービス(代表取締役最終経営責任者:井本 雅之、以下「ありがとうサービス」)と、使用済衣類の資源循環に関する業務提携を締結しました。この度、初の取り組みとしてBRINGのプラットフォームを通じて日本国内で回収した衣類を、2024年8月にオープンしたありがとうサービスのグループ会社が運営するカンボジアの古着販売店で販売し、サプライチェーンを強化する取り組みを実施していきます。

BRINGは、様々なアパレルブランドや企業と提携して、店頭などで消費者から不要になった衣類を回収しています。回収された衣類のうち、着られるものはリユースし、着られない衣類は独自技術を用いて再び服の原料に生まれ変わらせるなど、多様なリサイクル技術を用いて、服の原料や製品として市場や消費者に再び循環させています。日本国内においては、消費者が不要になった服を手放したあと、循環する割合は全体の34%であり、その内訳としてリサイクルが15%、リユースが19%となっています。このリユース率19%には、海外へ輸出される衣類を含みます*1

本提携により、BRINGが回収した衣類やカバン等の雑貨類が、ありがとうサービスが運営する海外店舗で直接販売されることで、リユースにおけるサプライチェーンが強化されます。これまでは、リユースされた衣類が最終的にどこで消費されているのかを特定することが難しいという課題がありましたが、両社の連携により、リユースとして流通した際の一次販売先までを追えるようになります。これにより、より透明性の高いリユースが実現されます。今後は、ありがとうサービスが運営するカンボジアやタイの店舗でも、順次BRINGが回収した衣類などを販売していく予定です。

BRINGは信頼できるパートナーと共に、衣類の資源循環に取り組むことで、衣服の回収からリサイクル、再生素材の製造、販売、消費までの過程において、消費者が衣類の原材料や製造過程に関する情報にアクセスできるようにトレーサビリティの強化に努めております。

今後もJEPLANグループでは「あらゆるものを循環させる」というミッションの実現に向けて、引き続き国内外のパートナーとの連携を進め、グループ一丸となりサーキュラーエコノミーを牽引していくことに努めてまいります。

*1 環境省 SUSTAINABLE FASHION: https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/

 

業務提携の概要

  1. 調印者:株式会社ありがとうサービスおよび株式会社JEPLAN
  2. 調印日:2024年9月26日
  3. 目的:使用済衣類・雑貨の回収から分別、リユースに至るサプライチェーンにおける回収品の一次販売までの見える化

 

BRING™(https://bring.org/

BRINGは、消費者や企業・自治体と協力をして不要になった服や使用済のペットボトル等を回収し、リユースや多様なリサイクル技術で原料や新しい製品等に再生し、市場や消費者の手元にまで循環させ、その循環を軸とした様々なビジネスを展開することで、サーキュラーエコノミーを社会に実装しています。さらに、独自の技術を用いて、不要な衣類(ポリエステル対象)や使用済みペットボトルから何度も循環する再生素材を製造することで、持続可能な循環型社会の実現に貢献しています。

株式会社ありがとうサービス(https://www.arigatou-s.com/

ありがとうサービスは、リユース事業、フードサービス事業、地方創生事業を展開しており、リユース事業においては、(株)ハードオフコーポレーションとブックオフコーポレーション(株)のフランチャイジーとして、合計97店舗(2024年3月1日現在)を愛媛県と山口県および九州、沖縄に展開しています。海外では、子会社の「Mottainai World」がカンボジアに4店舗、タイに3店舗を出店、そこに商品を供給するためのセンターを国内に5カ所展開しています。使えるものを、使いたい人へ。環境にやさしく人にもやさしいビジネスを世界へ拡げています。

 

当該プレスリリースはこちら

【JEPLANプレスリリース】ありがとうサービスと使用済衣類の資源循環に関する業務提携を締結.PDF

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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